ゴルナーグラート
8月14日月曜日。午前7時前に起床。窓から北の空を見る。マッター谷にまだ朝日は当たっていないが空は明るい。雲が多目だが、概ね晴れと言っていい。
果たして南の方角、マッターホルンのある方はどうか?
ホテルの出入口はフィスパ川に面したテラスになっていて、天候に恵まれれば、そこからマッターホルンが臨めるはず。顔だけパパッと洗って、大急ぎで表にでる。
朝の空気が冷たい。マッターフィスパ川のせせらぎが聞こえる。その上流方向に目をやると・・・まだ日が当たらず暗く沈んで見えるマッター谷のその奥に、白く輝く山が圧倒的な存在感で聳えている。
マッターホルンと感動の対面!
恥じらいがちに山頂近くを雲に隠しながら、谷を覗き込むようにしているマッターホルン。そこに南西方向から流れてくる雲がぶつかり、巻き上がっている。雲の流れは活発で、今にも山頂が見えそうになったかと思うと、全身が雲の中に隠れそうになったりする。
恐らく昨日から今朝にかけて雪が降っていたのだろう。壁のような急斜面に黒い岩肌は見えず、全身真っ白に雪をまとっている。
部屋に戻って準備をしたら朝食をパスして、GGB(ゴルナーグラート鉄道)の駅を目指す。
GGBの駅は、MGBの駅の通りを挟んだ向かい側。バーンホフ通りを歩く人達は、みんな駅の方に向かっている。こりゃ電車は混雑するに違いない。
よし、前を行く日本人の集団を追い越すぞ。
早足で抜き去る。しかし、これはつかの間の満足感に過ぎなかった。駅では素早く切符を買い求め、焦げ茶色の車両が待つホームに向かう。しかし、車内は満員。しかも乗客の90%は日本人だった。
マッターホルンが見えるであろう進行方向右側の扉のところに立つ。もっともこの電車、片側にしか扉がないが。
駅を出ると線路は高架になり、ツェルマット街を見下ろして走る。やがて林の中。カタカタとラックレールの音が響く。
滝を見ながら橋を越えると林を抜け、街は眼下に。同時にマッターホルンが進行方向右側に姿を現す。
「皆さん!昨日までの天気を思うと、ここまで見れれば・・・ねぇ?!」
添乗員らしき女性の興奮気味の声が聞こえてくる。それに相槌を打つツアー客のおば様方。やっぱり、ここ数日の天気はずっと悪かったらしい。出国前に見た天気予報はそれなりにあたってた訳だ。
その出国前の天気予報で明日は晴れ。昨日のピッツネイルに今日のマッターホルンと幸先は悪くない。この感じだったら、去年の二の舞ということはないだろう。
森林限界を超えると、電車は長い雪崩よけシェルター抜け、やがて視界が開ける。車窓は雪景色。岩山や氷河が見えてくる。
40分の乗車時間はあっという間に過ぎ、標高3130mの終点ゴルナーグラードに到着。大混雑の駅前を脱出して、裏にある岩山へ向かう。雪で滑る斜面を昇ると展望台に出た。そこは雪と氷の大パノラマ。
一番左のモンテローザから始まってぐるりと取り囲む4000m級の山々。そこから何本もの氷河が流れ出ている。
モンテローザを源とするのがゴルナー氷河。ゴルナー氷河を本流として、そこから連なる山々の谷がそれぞれ氷河となっていて、ひしめき合う様に合流しながらて1本の氷河となっている。
その流れの先の対岸には、頭を雲に突っ込んだ孤高の巨人マッターホルン。こんな凄い景色はこれまで見たことがない。感動!
おお、もう午前10時を過ぎた。そろそろ朝メシでも食おう。駅とつながる山岳ホテルのレストランに向かう。暖かい室内の席は込み合っている。せっかくなので、日影になっていて少し寒いがマッターホルンがよく見えるテラス席にしよう。ワイン、サラダ、スープ、パンを取り、テーブルと椅子の雪を掃って席につく。
いいじゃな~い♪
これぞ山岳リゾートの正しい朝の過ごし方って感じ。マッターホルンを眺めつつ、ワイングラスを傾ける。
駅のホームが見える。電車が到着すると、続々と人が降りてくる。テラスのすぐ下にはセントバーナード犬がいて、入れ替わり立ち代りの観光客との記念撮影に、退屈そうに付き合っている。
雪中トレック
ぼちぼち出発しますか?雪が積もってはいるがせいぜい2~3cmだし、途中の駅まで歩いて下りることにする。来るときの電車からも雪の中を歩く人達がみえたから大丈夫だろう。
しばらくはGGBの線路を右手に、正面にマッターホルンを見ながら開けた岩場を下っていく。時刻はもうすぐ午前11時になろうとしているが、雲が多く、朝から気温はあまりあがっていない感じ。でも、トレッキングルートの雪は先に通った人達のおかげで融けていて、迷うことはない。
電車がゆっくりと斜面を下りて行く。これはシャッターチャンス!眺めの良いところへ移動しよう・・・と近くの丘に駆け上がる。これがいけなかった。
さっき呑んだワインのせいか?それともうっすら積もった雪のせいか?いやいや、日頃の運動不足のせいか?はたまた、薄い空気に身体が順応していないからか?そもそもトレッキングシューズで走ること自体無理があるのか?
10mも走らないところで足がもつれて見事に転倒。
「うっ、くっ・・・」
左ひざを強打。右腕の肘から手首辺りも打ち、持っていたデジカメはもちろん、右半身から顔面まで雪まみれとなる。トホホ・・・。
痛いのもツライが、それよりもコケた事実が情けない。きっと、電車からは雪煙をあげてダイビングする哀れな日本人の姿がバッチリ見えたに違いない。
脚を引きずりながらしばらく歩くと、緩やかな谷の底に小さな池が現れる。リッフェルゼーだ。
風はなく、水面は鏡の様に穏やか。そして見事な逆さマッターホルンが・・・見えそうで見えない。マッターホルンは背後から押し寄せてくる雲のかたまりに身体を飲み込まれている。休憩をかねてしばらく雲が晴れるのを待つことにしよう。膝も痛いし。
ここまでは雪をかぶった石ころばかりだったが、リッフェルゼーの水辺には丈の低い植物が生え、周囲の岩には苔のようなものがへばり付いている。驚いたことに浅瀬には体長数cmほどの小魚の影が見える。
水面が細かく揺らぎ出したと思ったら風が出てきた。やがて、さっきまではマッターホルンを隠していた雲がいつの間にか目の前に迫ってきて、たちまちリッフェルゼーは対岸すら見えない深い霧に包まれてしまった。
逆さマッターホルンは潔くあきらめて、ここは退散しよう。天気もいまいちなので、道標に従ってGGBのリッフェルベルグ駅を目指すことにする。
リッフェルゼーの谷を抜けると太陽が顔を出した。気温もぐんぐん上がってきて、ポカポカと心地よい。
融けだした雪が雫となり、やがて集まって小さな流れとなり足元を濡らしている。雪の間からは高山植物が顔を出しはじめた。頭の中では、キャンディーズの歌がエンドレスで響いている。
リッフェルベルクとマーモット
遠くにリッフェルベルグ駅を見下ろすところまでやってきた。朝、リッフェルベルグ駅を通過したときには雪があったのだが、今はもうすっかり無くなっていて緑の草原が続いている。
左手には青空の下、気難しいマッターホルンがいまだに雲の頬っかむりをしている。ゴルナーグラードを出発してから約2時間。時刻は午後1時。行程表の2倍の時間をかけて、リッフェルベルク駅が目の前に近づいてきた。
不意に聞こえた「ピィー」という鋭い鳴き声。
岩がゴロゴロしているその方向に目をやると、2匹のマーモットが喧嘩しているのか遊んでいるのかグルグルと走り回っている。そろりそろりと一歩ずつヤツラに近づく我々。
あこはその姿を写真に収めようと、カメラを構えたまま前進している。
しかし、あと10mくらいのところでこちちらに気づいたらしく、姿を隠してしまった。ちょっと待っているとまた顔を出すが、こちらが動くとまたすぐに隠れてしまう。臆病な連中だ。
こりゃ駄目だな・・・と歩きかけた私。
しかし、あこは果敢にさらなる接近を試みている。ま~心ゆくまでチャンレンジするがいいさ。私は道標の柱に寄りかかりながら、リッフェルベルクの草原を渡るさわやかな風と、雄大な景色を楽しむことにする。
10分ほどしてあこが駆け寄ってきた。誇らしげなその笑顔は、うまいこといったのかな?デジカメの液晶モニターを覗き込むと、想像以上に大きなマーモットの姿がそこにあった。やったね!どうやったのこれ?
あこ曰く、ヤツラは臆病だが目がよくないのか?それとも頭が良くないのか?しばらく静かにしているとひょっこりと顔を出すらしい。
シャッターを切ると、その音に驚いて隠れてしまうのだが、またしばらくすると姿を現すのだそうだ。それを10分間もしゃがんだまま繰り替えしていたとは粘り強い。こっちは、さっき打ったヒザが痛くてしゃがむことすらできないもんね。
リッフェルベルグの山岳ホテル前の広場はすっかり夏山の風景だった。
遊具の周りで跳び回る子供達。寝転がり本を読む人。我々は石組みの低い壁に座って、脚を投げ出してひなたぼっこ。
見下ろせば、谷底は家々が点在するツェルマットの街。見渡せば緑の牧草地。見上げれば雲は多いが4000m級の白き山々。
いま我々は紛れもなくスイスにいる!
高い金払って・・・じゃなかった。思い切って来て良かった~!なんたって思い出はプライスレス(←パクリ)。
リッフェルベルクの駅に行き、下りの切符を買う。運行は20分間隔なので、それまで駅のとなりにあるレストランのテラスに陣取り、マッターホルンを眺めて過ごす。
こんなに良い天気なのに、意地悪なマッターホルンは巻き上がる雲の中。久しぶりの晴天で気温が上がり、水蒸気が出ているのだろう。気圧も上がっているらしく、朝より全体的に雲が高い。きっと明日はもっといい天気に違いない。なにしろ、出国直前の天気予報で唯一純粋に「晴れ」のマークが点いていたのが明日なのだから。
マッターホルンは先ほどからずっと「見えそうで見えない」を繰り返している。このままここを去るのは何だか悔しい。それに陽射しと風が絶妙に気持ち良く、何だか眠たくもなってきた。
そんな訳で電車を一本やり過ごす。麦藁帽子を目深にかぶってウトウトとする。それじゃあ、肝心な時にマッターホルンを見逃すんじゃないか?
ところが案外そうでもない。そんなシーンが迫ってくると、周囲から「Oh!」とか「Wow!」といった歓声が聞こえてくるから、それから瞼を開けば案外に大丈夫なのだ。ただし、昼寝を決め込んでいる人も結構いるので、完全に油断してはいけない。
2本目の電車をやり過ごし、3本目の電車も見送る。マッターホルンは相変わらず雲のかかったまま。なかなかしぶとい。でも、たまにはこんな風になんにもせず、なんにも考えずボーっとするのも悪くない。
この椅子に座ってから既に1時間以上が経過。さすがに尻が痛くなってきた。そろそろ行くか?
4本目の電車に乗り込み下界に向かう。朝と違って座ることができた。結局、マッターホルンは顔を見せなかったが、なんだかとても満ち足りた気持ち。
懐かしのスネガ
午後3時、ツェルマット着。明日以降の天気もまずまずだと確信した我々は、そのままMGBの駅に行き、遅ればせながら「スイスハーフパス」を購入。
こいつは99スイスフランで、スイス国内の多くの交通機関が半額になるという代物。我々のような短期滞在で交通機関をたくさん使う場合には、比較的メリットを得やすいチケットのような気がする。いわゆる「スイス・パス」だとチケット自体が高すぎて、長期間滞在しないとなかなか元手を回収できないだろうな。
駅前のCOOPに立ち寄り、軽く腹ごしらえ出来るものと、サングラスとサンオイルを購入。
一旦、ホテルに戻ったあと、再び表へ。日も高いので、あと一箇所ビューポイントに行くだけの時間はある。
我々には行きたい場所・・・いや、行かなければならない場所がある。そこはスネガ展望台。
ギリギリのスケジュールで訪れ、残念ながらマッターホルン顔を見れずに終わったのは昨年の7月。そのとき誓ったのだ。必ずもう一度ここに来ると。
マッターフィスパ川に沿って北に歩き、スネガ行きのケーブルカーの駅に着く。券売窓口が閉じていたので、そのままトンネルを進んでホームへ向かう。ここに駅員がいて切符を購入。
「帰りは歩きかい?」
と駅員。もとより下りはトレッキングのつもりでいたが、これで終電だったとは、危ない危ない。去年よりもさらに遅いペースだ。
ケーブルカーはあっという間にスネガに到着。時刻は午後6時。一年前と同じで、スネガはシーンと静まり返っている。レストランのテラスの閉じたパラソルも去年と同じだ。
マッターホルンは静かにこちらを見ていた。沸き立つ雲が西日を受けて巨大な生き物のように形を変えている。残念ながら頭のてっぺんはその雲のなか。
ジリジリと時間を気にしながら祈るような気持ちでここにいた1年前。今日の気持ちは何だろう?安心感と感謝が混じった妙に穏やかな気持ち。
そろそろ出発することにしよう。ツェルマットまで1時間半はかかるようだ。暗くなる前に街に着いておきたい。
下山
スネガからフィンデルン村を経由してツェルマットまで歩くことにする。スネガを出で、少し坂を下っていくと、すぐに現れる小さな池がライゼー。低くなった太陽が水面に反射してキラキラと眩しい。
山に雲がかかっていなければ、きっと「逆さマッターホルン」が期待できる場所なのかもしれないが、今は風で水面が波立ち、それに西日が非常にまぶしいので、残念ながら全く期待できそうもない。
ライゼーの周辺には、顔が真っ黒い羊たちが、のんびりと草を食んでいる。こちらに気付きながら近付くでもなく、かと言って逃げる訳でもなく、微妙な距離感を保ちつつひたすらムシャムシャやっている。
そいつらをからかいながらしばらく歩くと、細い道の両側に穀物倉庫のようなシンプルな木造家屋が並ぶ小さな集落エッゲンに至る。花が飾られた建物もあったりするが、全く人の気配はない。シーンとしていて、たまに風の音が耳元を過ぎて行くだけ。
さらにしばらく歩くと、フィンデルン村を見下ろす見晴らし台の様なところにでる。牛がいて、家屋が点在していて、その先の斜面にへばりつくように集落がある。
村の入口のところに差し掛かると、音も無くどこからともなく表れた少年と鉢合わせする。右手に飛行機のおもちゃを持った彼は、一瞬、我々に人懐こい笑顔を向けたと、何も言わずに急な斜面になった牧場を勢い良く駆け上がって行き、やがて姿が見えなくなった。
スネガをでて以来ここまで人っ子ひとり会わなかったのだが、やっぱりこの村には人が住んでいたのか・・・。何軒かある村の家々の煙突からは煙はあがっておらず、まだ周囲が明るいので窓の明かりが見える訳でもなく、なんだか無人の村にタイムスリップしたような感覚。
村の中に入ると道はさらに狭く、そのうえ坂になってる。そこにカフェらしい看板があったりするが、この時間はやっていないのか、それとももとから閉店しているのか?
だいたい、こんな場所で商売になるだろうか?まあ、ケーブルカーの終電時間を過ぎた今と違って、昼間だったらトレッキングの人達が結構通るのかも知れないが。通るこの村には交通手段がない。
謎の多いフィンデルン村を過ぎると、牧草地帯を抜けて徐々に樹木が増えてきて、マッターホルンはその木々の向こうになって視界から消える。やがて林の中のコースとなる。
上空はまだ明るいが、太陽は山の向こうに沈んでしまって、ひんやりとした空気が漂っている。一日の疲れが出てきて、知らず知らずのうちに歩みが遅くなる。林の中の道は足元が薄暗くなって来て、とても長く感じる。街はまだか?
水の音が聞こえてきた。下山のコースを10数メートルくらい横道に入って音のする方をのぞきこむと、GGBの鉄橋があり、その脇に大きな滝が見える。
朝の電車の中からも一瞬みえたのがどうやらこれらしい。だとすれば、ツェルマットまではもうじきだ。間もなく線路に出た。
線路を歩いて下から若い女性二人がやってくる。両手の袋にはビールやワインをたくさん下げている。近くにコンドミニアムでもあるのだろうか?この時間、とうに電車は終わっているので、我々も線路を歩くことにする。
林の向こうに家々の屋根が見えてきた。このままツェルマット駅まで行ってしまうとホテルまでは遠回りなうえ、街のなかは高架になっていたのを思い出し、ひとつ手前のホテルとくっついた臨時駅らしい停車場で線路歩きは終了とする。
駅は木造で、休業中らしいホテルの最上階になっている。長い階段を降り、斜面に建つ民家の裏を抜けると、我々の宿ホテル・クローヌはもう目の前だった。
そして振り返ると、パイプをふかしたマッターホルンが夕日に朱く染まっていた。一日の最後に、今日一番の姿を見せてくれたんだなぁ。ありがとう。そして、明日また会えるよね?
さっとシャワーを浴びたあとは夕食。多少寒くても、ホテル・クローヌのレストランのテラス席で、闇に消えゆくマッターホルンを見届けることにしよう。
が、いざ席に着いてみると、通りの向かいにある建物と川添いの木が微妙に邪魔していてマッターホルンが見えないことが判明。これじゃあ、寒さを我慢してテラス席に居る意味はない。暖かい室内のテーブルに移動させてもらう。
で、今宵のメインディッシュはアツアツのチーズフォンデュ。スイスは2度目だというのにチーズホンデュをオーダーするのは初めて。そもそも、生まれてこの方ちゃんとしたチーズフォンデュは今回が初めてだったりする私。なかなかイケル。
「明日の午後2時からフェスティバルがあるよ」
とはレストランのおばちゃん。
フェスティバルですと?どんなものかよく分からんが、それも魅力。さすがは観光立国スイス。明るい接客だけでなく、親切な情報もくれる。
明日午後2時か・・・。
果たしてそれまでツェルマットに居るのやら?もし、出国前の天気予報通り明日が晴れだとしたら、ツェルマットだけじゃなく、晴れている間にもっと色々と他の場所もみたいと思う。例えば去年は雨と雲の中だったアイガーは、今回の旅ではぜひ姿を見ておきたいところ。
なにしろ明後日以降、天気が良い保証はどこにもないのだから。ツェルマットに留まるのではなく、天気が良いうちに移動開始して、なるべく見たいものを見てしまうという考え方もある。
それと、今回の旅程のなかで唯一、泊まる場所を予約してないのが明日なのだ。せっかくなら、どこか思いもよらない土地に一泊するというのも魅力。ドライブ中に通りかかった小さな村の民宿にヒョイと泊まるとかね。
ま、それも明日、目が覚めてから考えればいいか・・・。