四街道警察署
四街道駅の南側に建つ四街道警察署。もしかしたら、ここは四街道市内で1番近代的な建築物かもしれない。
以前は四街道市に警察署は存在しなかった。あったのは交番・・・正確には「佐倉警察署四街道幹部交番」なるものが松並木通りにあっただけだった。容積は一気に数10倍に成長し、街の平和を守ってくれている。
ガス灯のまち
低地であったがために発展の遅れていた駅の南側も、近年、住宅地としての整備が進んでいる。
広い歩道には、全長約2.3kmに渡ってガス灯が並ぶ。その数228本は日本一。
通りはお洒落で清潔な雰囲気。夜になれば、ガス独特のやわらかな明かりが通りを彩る。惜しむらくは、周囲を彩るの家並みがまばらにしかないことだろう。
春日神社
めいわ地区の北の端近くにある神社。境内の周囲は区画整理が済んでいるものの、まだ家がほとんど建っていない状態。この春日神社は、もとは道路を挟んだ南東方向の小名木地区の丘の上にあり、平成3年に現在の場所に移築したとのこと。
では、もとの場所はどうなったかというと、どうやら小さな児童公園になったらしい。こちらの周囲も造成済みの空地が広がっている。
春日神社のはずれに立つ庚申塔も、春日神社と一緒にこの地へ移動してきた。四街道市内に残る庚申塔の中で最古のもので、寛文5年(1672年)建立。
善光寺
新しい街並みが続く「ガス灯の街」を北東へ進み、県道を越えると鹿渡地区。クネクネとした道には、旧街道の趣きが残っている。やがて現れるのが、うっそうとした木々に囲まれた善光寺。本堂は新しいモノなのでどうってコトないが、文化財のお地蔵様や苔むす墓石などには長い歴史を感じさせる。
本場長野の善光寺のあやかったという「六観音」は、四街道市指定文化財。
郷土の森
南西方向から街道を進み、鹿渡の集落を抜けて坂をくだると鹿渡の水田地帯にでる。台地と水田の境目に沿って車1台がやっと通れるだけの狭い道を北上するとが、やがて小さな展望台が現れる。
展望台は、鹿渡の台地が岬のように水田地帯に突き出した北東の突端にある。「郷土の森」とは、この岬状になった台地の雑木林のこと。
水田脇から展望台の階段を登ると、その頂上が郷土の森の山腹とつながっている。展望台から森の中へ。道は、軽いアップダウンを繰り返しながら土塁や切り通しを越えて続いている。分岐を左へ行くと「鹿渡(ししわたし)城址の広場」。この岬は城址だったのだ。
やがて、「郷土の森」の頂きにある鹿渡城(別名:獅子ヶ鼻砦)の郭の跡に出る。東西85m・南北75mの飾り気の無い平坦な広場となっている。
(※郷土の森は現在入れません)
紹介した場所