2013年最初の作業は、以前作った木造の橋を屋根付き橋に改造すること。
細く切ったバルサ材で欄干の隙間を埋めて壁状に。柱を何本か立てて棟上する。三角のトラス構造部分はかなり適当。
屋根の梁の部分はほとんど見えないはずだが、一応、丁寧に塗装しておく。
なんか、火事で焼け落ちたみたいだな。
L字に折ったボール紙を下地にして、そこに瓦屋根シートを貼り、バルサ材と接着剤で成形する。
瓦屋根は黄色・オレンジ・あずき色などでランダムに塗り、そのあと、湿度が高く朽ちた感じをイメージして、黒やブラウンで汚す。
(2013年1月)
どうも屋根が陰気な感じなので塗り直す。オレンジや黄色を中心にドライブラシをかける。凹部に残った以前の暗い塗装が陰影となって良い。
さらに、乾燥して風化した感じをイメージして、部分的に白を入れて仕上げる。
2個目の屋根付き橋を製作中。今回は、屋根を少し凝った意匠してみる。
瓦屋根は市販の模型用シールを使用。
屋根の塗装は、前回の要領で初めに濃色を塗り、そのあと淡色をドライブラシで乗せていく。
木製部分も同様に。白いドライブラシは意識的に粗くする。
(2013年2月)
旧市街の広場を飾るFALLER社のマーケット・アクセサリーをアレンジ。
パン屋、チーズ屋、花屋、八
(2013年3月)
バルサ材・ボール紙などを組み合わせて角と丸の噴水を作る。角の方には「立っている乗客」を銅像チックに据えて、棒など持たせてみたものの...。
「家庭教師のトライさん」みたいだな。果たしてイメージ通りになるのか?!
塗っても塗ってもイメージ通りにならないのは、偉人のくせに猫背なせいだと気付き、人形を交換。
グロスポリマーメディウムで水を張り、ゼラニウムを植え、真鍮パイプ差込み、スイス国旗を持たせて完成!
(2013年5月)
梅雨空の週末は、いよいよレイアウト本体に着手。
まずは、"Hotel ALPINA"の周囲に樹木を植える。
続いて、アーチ橋に信号機、架線柱などを設置。最後にバラストを撒く。
(2013年6月)
外周の線路にバラストを撒き、芝生を貼る。
続いて、山裾にあるパン屋と旧市街の教会周辺に、探り探り緑を増やしていくが...樹木づくりが結構難しい。
(2013年7月)
パン屋の一段下にはミグロ"MIGROS"を設置。ミグロはチューリヒに本社を置く、スイスの小売チェーン。
下山してひと休みする女性や、通行人なども配置する。
MIGROSの裏手の小さな広場は"Korn Platz(穀物広場)"と命名。
丸い噴水を置き、木陰にはベンチを並べて、涼しげな雰囲気を作る。
MIGROS正面の広場は"Markt Platz(マーケット広場)"と命名。
買い物客などを多めに配置して、賑やかな感じにする。
山裾の教会には、結婚式の一行を配す。盛り上がって感じ出てるかな?
(2013年9月)
右手の斜面のブドウ畑に作業中の人々を配置。
ブドウの収穫作業はイタリア人の出稼ぎ労働者が多いのだが、「情景コレクション/牧場の人々」を使った結果、ホクレン的になった感は否めない。
(2013年10月)
レイアウト正面に置くラインベルクシュタット駅を仕上げる。
列車を待つ人々を配置。赤い肩掛けカバンはSBBスイス連邦鉄道の駅員さん。
赤い自動販売機"Selecta"は、現物を撮影したものを加工&プリントアウトして作成。オレンジの四角は改札機。
ライゼゲペック"Reisegepäck"などの荷物置き場も再現。カートも並べてみる。
スイスのキオスクは、水色の看板が目印。プリンターを使って、雑誌の様なものも並べてみる。
ブルーとグレーのBOXは自動券売機。赤と黄色の看板はポストバス乗り場。
これでラインベルクシュタット駅は完成。田舎の駅の割には人が多くて、ちょっと賑やか過ぎたかな?
ついに、山と旧市街をベースに接着。もう、細かい所に手は届かないし、大幅な修正も出来ません。
次は、山と旧市街とベースの継ぎ目を消していく作業だな。
"Markt Platz"の右手にはホテル"Rheinberg Hof"を設置。手前側には"Cafe Restaurant"を置く。
せっかく作り込んだ建物細部が見えづらいが、旧市街のギッシリした感じが欲しかったので仕方あるまい。
旧市街の広場に面したホテル・ラインベルクホフ。
目の前を路面電車が走って良い感じだが...宿泊者が轢かれそうだな。
こちらは駅前通りに面した銀行"Reifeisen"とカフェ・レストラン。
背景の写真も含め、屋根が重なり合った感じが悪くない。
ホテル・アルピナを見上げる。青空と雲のおかげで、山の低さが少しはごまかせたかな?
ベースに接着してしまったカフェレストランだが、イマイチ地味に思えて来たので、看板をイタリアンに変更。さらにイーゼル風のメニューなども置く。
うむ、この方が断然模型映えするぞ!
綺麗で可愛いだけではつまらないので、全面レンガだった"Gasthaus LAMM"の壁面に石膏粘土を薄く塗って、漆喰が剥がれた感じに。
ウェザリングのあと、webで探した素材を見ながら4色ボールペンでサラサラと落書きしてみた。
(2013年11月)
ホコリが付きやすい季節になり、ここまで制作が進むと掃除も大変なのでケースを作成。材料費は約9000円なり。2013年の作業はこれで打ち止め。
見た目もかなり良くなってモチベーションもアップ!
(2013年12月)